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俗に初代柳家 つばめ(やなぎや つばめ、1857年(安政5年)3月14日 - 1912年(明治45年)6月29日)は、落語家。本名、西村のち岡谷喜代松。 生地は諸説あって、一つは紀州和歌山市小野町の材木商、一説は大阪難波新地揚屋「西村」、また大阪府下西成郡の出生、さらにもう一説は深川木場の材木屋の倅。 1879年頃初代談洲楼燕枝の門で楽枝、その後性格が無口でむずむずする行動から動物の狢に似ていたことから初代春風亭柳枝の門で燕枝に春風亭?むじなと名付けられる。1882年、1883年頃柳家つばめとなる。つばめになってからは仙台節を唄い花柳界、市中で大流行した。 1894年6月に春の家柳舛と改名。1896年2月つばめに復名し真打昇進。1902年1月には音曲師の由緒ある名前5代目都々一坊扇歌を襲名。襲名してからは病気がちになり高座を勤められない事が多かったが縁起を担いで1910年2月三度柳家つばめを名乗った。第一次落語研究会が発足した際扇歌も声がかかったが「''ナニ、落語を研究する会? 俺の落語は研究ずみだよ! いまさら研究でもあるまい''」とコメントし参加しなかった。本人は3代目柳亭燕路、3代目春風亭柳朝らと共「昔噺洗濯会」を創り1906年1月7日から下谷広小路鈴本亭で第一回を開き後進の指導に勤めた。 「昔噺洗濯会」はつばめ死後廃会したが、門下の8代目入船亭扇橋が震災後復活させている。 「善光寺行李詰め殺人事件」があった。こては実の妹おこうが夫に殺害され行李詰めになったセンセーショナルな事件がおき扇歌は痛く気に病み、そのためか病勢が悪化し肺炎になり静養中に腹膜炎を併発し「束の間に土となりけり春の雪」の辞世の句を残しこの世を去った。 弟子には入船米蔵(福井定吉)、8代目入船亭扇橋らがいる。 == 出典 == * 諸芸懇話会、大阪芸能懇話会共編『古今東西落語家事典』平凡社、ISBN 458212612X * 今週の噺家 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「柳家つばめ (初代)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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